TENZAN ISHI

牛久大仏

天山石

穏やかな祈り深まる、
ディープ・ブルー。
紺碧のエリート石・天山石が奏でる、
牛久ディープ・ブルーの世界線。

その人がいるだけで、
その場が明るくなり、穏やかになる。
そんな人がいます。
どんなに絶体絶命のピンチであっても、
どんなにつらい状況にあっても、
自分事にとらわれず、
まわりを励まし、空気を変えていく人。
操作主義でもなく、演技でもなく、
ただただ感じたことを口にするだけで、
多くの人を救っていく。

そんな徳の高い人生を全うされた方は、
故人となっても、
まだまだ現世においての
役目があるようです。
残された方々の喪失感を癒しつつ、
この世にいた時と同様に、
さらに励ましていく。
私たち須藤石材は、
お墓づくりの過程でも、
建立させていただいたその後においても、
そんな感動の祈りの場面を
たくさん目にしてきました。

あまりに感覚的ですが、
そんな故人に似た石、
その爽やかな人生を
表現するに相応しい銘石があります。

素材そのものが、デザインとなり、
そして存在感となる。
その素材を損なう
一切の余計な加工を受け付けず、
その個性を知り尽くした、
技術力の高い石職人の手による
繊細な加工のみ許される。

その石の名前を、天山石といいます。
日本で最も硬く、吸水率も低い御影石。
これは、墓石に最も適した性能と言えます。
熱や風雨などによる
経年劣化がほとんどなく、
美しさを保ち続けます。

産地は、九州・佐賀県の天山山系。
七山の玉島川の上流、
5ヘクタールに及ぶ採掘現場から産出、
青みを帯びた斜長石を多く含む
花崗閃緑岩に属します。

深く澄んだ海に抱かれるような
安らぎに満ちた、
紺碧、ディープ・ブルー。
墓石としての天山石は、
ここ牛久の大仏様の
懐に抱かれる安心感と呼応します。

故人の徳を讃え、祈る度、
この隅々まで整えられ、
美しさを保ち続けるお墓が、
故人の人生、
存在感そのものだと
実感させてくれるはずです。

もともと持っている高いクオリティに、
精緻に精緻を重ねているからこそ、
永続的に揺らぐことがない。
地元で大切に使われてきた銘石・天山石が、
待ち焦がれた同志に出逢うために、
牛久にやってきます。

名城・唐津城の石段や石垣も、
ここで採石された御影石で作られた ──。
そんな、時代を超えた浪漫も添えて。

天山石のお墓

Grave of Tenzan Stone

日本

MADE IN JAPAN

1.96㎡
「天山石と稲田石の組み合わせ墓」
完成

1.96㎡に新しい石種が増えました。
九州・佐賀県産、
日本で最も硬く、吸水率も低い「天山石」。
その青深く透明度の高い石目と、
極めて硬く経年劣化の少ない石質から、
日本屈指の銘石として、
近年、全国で人気が高まっています。

天山石+稲田石インド黒 天山石×稲田石

新しい商品ができました。

稲田石について詳しくはこちら »
比類なき硬さを誇る日本屈指の銘石

天山石が採掘される佐賀県松浦郡七山村からほど近い場所にある牛津町は、古くから「砥川石工」と呼ばれる石工の集団が石の加工品の製造販売を行い、その名は広く世に知られていました。中でも江戸時代初期、石工名人平川与四衛門が現れ、その手による作品は、現在でも佐賀県内を中心に九州全域に残されています。素材の石は七山村で採掘し、牛津川を下り、石工の里・牛津まで運んだものと思われます。
また、1602年(慶長7年)から1608年(慶長13年)にかけて築城され、江戸時代を通じて唐津藩の藩庁となった唐津城の石垣にも、天山石は使われています。このように古くから地元で使われてきた天山石ですが、本格的に採掘が始まったのは昭和40年代からで、その青深く透明度の高い石目と、極めて硬く経年劣化の少ない石質から、日本屈指の銘石として近年全国で人気が高まっています。

天山石