日本人は古来より石と共に歩んできました。
神聖な場所、由緒正しき場所、
安らぎの場所……、
そういった所には必ずと言っていいほど
日本の銘石が使われています。
大切なご先祖様や愛する家族の記憶を
永遠に留める場所だからこそ、
日本の心が込められた
日本銘石をお薦めします。
茨城県笠間市稲田。
「石切山脈」と呼ばれる山地一帯は、
明治32年から100年以上続く「稲田石」の日本最大級の採掘現場です。
ここから採掘される「稲田石」は、美しい光沢と優れた耐久性を兼ね備えているため、
全国有数の歴史的建造物に使用されてきました。
国内採石、国内加工にこだわる茨城県産稲田石は、
国外要素が強まったこの時代において、ますます輝きを放っています。
岡山県岡山市(矢坂)で採掘される万成石は、国内有数の墓石材です。
日本で最も愛される花「さくら」の雰囲気を持つ万成石。
通称「さくら御影」と呼ばれ、淡紅色の華やいだ風合いは、
外国産では感じることのできない本物の品格と高級感をかもし出しています。
また、万成石はかわいらしい雰囲気の一面を持ちながら、石質は非常に堅固で吸水率も低く、
花と実の両方を持ち合わせた日本の銘石としてブランド化されています。
佐賀県松浦郡七山村で採掘し、牛津川を下り、石工の里・牛津まで運んだものと思われます。
また、1602年(慶長7年)から1608年(慶長13年)にかけて築城され、
江戸時代を通じて唐津藩の藩庁となった唐津城の石垣にも、天山石は使われています。
このように古くから地元で使われてきた天山石ですが、
本格的に採掘が始まったのは昭和40年代からで、
その青深く透明度の高い石目と、極めて硬く経年劣化の少ない石質から、
日本屈指の銘石として、近年、全国で人気が高まっています。
石の詳細は、
各専用ページでご確認いただけます。