CEMETERY

牛久大仏 牛久大仏
牛久大仏

日本の銘石

日本人は古来より石と共に歩んできました。神聖な場所、由緒正しき場所、安らぎの場所…、そういった所には必ずと言っていいほど日本の銘石が使われています。大切なご先祖様や愛する家族の記憶を永遠に留める場所だからこそ、日本の心が込められた日本銘石をお薦めします。

MADE IN JAPAN
庵治石庵治石

庵治石の歴史は非常に古く、足利尊氏が征夷大将軍になった頃、1339年京都府八幡市の石清水八幡宮再建の頃までさかのぼります。この八幡宮の再建にあたり、平安末期から南北朝、室町時代にかけて、庵治地区近郊が石清水八幡宮の荘園であったとされていることから、庵治地区の石材を使用したと古文書に記されています。
庵治石と呼ばれるようになったのは、約400年の昔、秀吉が大阪城築城のため石垣の調達が讃岐に下り、石の積出港である庵治からの石材が出荷されたのがその始まりと推定されています。
代表的な施工例は、1652年(慶安5年)屋島東照宮、1899年(明治32年)道後温泉又新殿、1952年(昭和27年)平和記念公園慰霊碑、1989年(平成元年)「タイム・アンド・スペース」イサム・ノグチ(高松空港)、2002年(平成14年)首相官邸石庭、2003年(平成15年)六本木ヒルズ・レストラン街、他にも、白鳥中央公園・大島青松園内施設の、モニュメントなどに多数使われています。

万成石万成石

万成石の歴史は、天保年間(1830年 - 1843年)から始まったと云われています。優美な石目の万成石は、芸能人や歴代首相の墓石として、世界的彫刻家たちの作品として、また歴史上の人物・偉人の像の台座や、古くから親しまれる建築の建材としてこれまで様々な場所で使われており、永い時を経ても変わらないその美しい風合いから多くの著名人・芸術家などが愛する石材として知られています。
代表的な施工例は、新宿伊勢丹、東京放送会館、銀座和光、岡山県立美術館、明治神宮、瀬戸大橋記念館、石の風車(全国各地)、ユネスコ本部の彫刻(パリ)等。

大島石大島石

今から約400年前、かの徳川家康が藤堂高虎に、伊予の国今治への築城を命じたことから大島石の歴史は幕を開けました。大変な困難を伴う大事業を任せられた高虎は、秀吉の大阪城築城で腕を磨いた石積名人・治衛門を石積棟梁の一人に任命しました。城は1604年(慶長9年)に完成しましたが、彼らは石垣だけでなく秘密の抜け穴も造ったので、藩主より情報漏洩を封じるための処刑命令が出されました。その難を逃れた治衛門は大島に辿りつき、そこに良質の花崗岩が埋もれているのを知り、自らの技術を生かして切り出したのが、大島石のルーツであると言われています。
代表的な施工例は、1894年(明治27年)海軍省、1895年(明治28年)奈良帝室博物館、1906年(明治39年)豊臣秀吉墓所、1908年(明治41年)大阪心斎橋、1911年(明治44年)四条大橋・七条大橋、1920年(大正9年)大阪図書館、1931年(昭和6年)高野山金剛峯寺金堂、1933年(昭和8年)西郷隆盛銅像台、他にも、国会議事堂・赤坂離宮・日本銀行・出雲大社大鳥居・東宮御所・難波橋・戎橋・道後温泉・石鎚神社大鳥居・北海道釧路港など多数使われています。また、司馬遼太郎や正岡子規、秋山好古など著名人のお墓にも多く使われています。

天山石天山石

天山石が採掘される佐賀県松浦郡七山村からほど近い場所にある牛津町は、古くから「砥川石工」と呼ばれる石工の集団が石の加工品の製造販売を行い、その名は広く世に知られていました。中でも江戸時代初期、石工名人平川与四衛門が現れ、その手による作品は、現在でも佐賀県内を中心に九州全域に残されています。
素材の石は七山村で採掘し、牛津川を下り、石工の里・牛津まで運んだものと思われます。また、1602年(慶長7年)から1608年(慶長13年)にかけて築城され、江戸時代を通じて唐津藩の藩庁となった唐津城の石垣にも、天山石は使われています。
このように古くから地元で使われてきた天山石ですが、本格的に採掘が始まったのは昭和40年代からで、その青深く透明度の高い石目と、極めて硬く経年劣化の少ない石質から、日本屈指の銘石として近年全国で人気が高まっています。

あだたら石あだたら石

福島県の安達太良産の白御影石です。安達太良山は日本百名山・新日本百名山・花の百名山・うつくしま百名山に選ばれています。
国内石材の中で最も正統派の白御影石で、粒度の細かい均一な石目をしています。石質は耐久性があり、変色が少なく光沢にも優れています。その落ち着いた風合いはお墓はもとより、モニュメントや石像に使用されています。

紀山石紀山石

福島県産の白御影石。1982年より30年以上にも渡って採掘されています。以前は関西地方を中心に石碑として人気がありましたが、近年は関東でも人気が出てきた国産墓石材です。
細目の粒子が美しく、青みを帯びた上品な色合いが特徴。長年の風化に耐える粘りと硬さを持った石質です。

吹雪石吹雪石

福島県、阿武隈山系から産出される青味の濃い中目の花崗岩。吹雪が舞っているかのような模様があるため「吹雪石」と名付けられました。奥深い山で採掘されることから「深山吹雪石」とも呼ばれています。
希少な色合いの石で、色ムラや、黒玉、キズなどはほとんどありません。代表的な建造物は、「福島空港」「三春ダム」。

浮金石浮金石

福島県で産出される日本を代表とする黒御影石です。黒褐色の班(はん)レイ岩で、金や白の班が浮くよう散りばめられていることからこの名前が付きました。日にあたると、金粉を散りばめたかのようにキラキラと輝きとてもきれいです。硬く吸水率も低いため、長い年月が経っても劣化を感じさせません。
代表的な施工例は、東京駅・上野駅・沖縄戦没者慰霊碑。

茨城小目石茨城小目石

茨城県から産出される白系花崗岩。茨城県桜川市真壁町で採掘されることから「真壁(まかべ)小目(こめ)」とも呼ばれています。関東圏で白御影として多く使われる代表的な墓石材です。白色または薄青、薄黒を帯びた白色のやさしい色をしています。硬質で研磨すると光沢に優れており光沢するため墓石材として最適です。特徴の一つとして、丸型・角型の結晶がまだらに確認できます。
また、石職人より「ねばり」と呼ばれる性質を持ち合わせているため、複雑な加工もしやすく灯籠・墓石・建築材などに幅広く使用されています。
代表的な施工例は、迎賓館、国会議事堂、皇居。